「いのち」を耕すコトバを見つけに

読書系ブログです。「いのち」を耕し、豊かにしてくれるコトバを見つけに、本の森へと分け入っていきたいと思っています。

コトバを見つけに

音楽というコトバは、「いのち」を耕すのか?

こんばんは。 先日、「月イチCD」を始めた際に クラシック音楽が「『いのち』を耕すコトバ」の一つであろうことについては、後々書かせていただくこととして、 と書かせていただいて、先送りしたことを今回は考えてみたいと思います。ただし、ここでは「クラ…

いま、ブログを「書く」ということ

おはようございます。 私事とはなりますが、この投稿は当ブログを開設してからの、ちょうど100件目の記事にあたるようです。5月3日の初投稿以来、2か月半ほどで達成することができましたのも、ひとえに読んでくださる皆さまのおかげと感謝しております。心か…

再び、「『いのち』を耕す」について

こんにちは。 今回は、このブログの標題として掲げている、「『いのち』を耕す」の、特に「耕す」ということについて言及されている詩について書いてみたいと思います。私はこれを、少なくとも3回は目にしているように記憶しています。つまり、 ・100分de名…

「たった一人」にあてて書いてみる

こんばんは。 今回は、「書く」ということについて考えてみたいと思います。それも、「たった一人」にあてて書く、ということについてです。 特定の一人にあてて書くということの代表例は、手紙です。実は私、ここ数日、毎日手紙を書いています。それからの…

読み、聴き、書き、話す。

おはようございます。 1000文字ほど書いた稿を破棄して、新たに思いついたタイトルで書き始めていますが、何だかラスボスのようなものになってしまいました。最後までたどり着けるのでしょうか。ひと時おつき合いいただけますと幸いです。 まず、「読む」と…

『等伯』下巻(安部龍太郎著)で出会った言葉

おはようございます。 昨日(6/23)、10日ほどをかけて安部龍太郎さんの『等伯』下巻(文春文庫)を読了しました。その中で出会った言葉を3つご紹介しようと思います。 まず「読書メーター」さんに私が書いたレビューを掲げておきます。 上下で約800ページ。…

人間の権力に対する闘いは、忘却に対する記憶の闘いだ(M・クンデラ) ※注記あり

こんにちは。 今回はずっと私が心に留めている言葉を2つご紹介いたします。ともに又聞きだったり孫引きだったりで、原典に当たっているものではないことをお許しいただいた上で、先に進めていきたいと思います。 【2018/06/18 追記】 公開後、たいへん重要な…

うれしさとたのしさとについて

おはようございます。 Skypeを使って4人で話をしていた時のことです。1人から「私は『楽しい』というのがわからないし、『楽しみなさい、趣味を見つけなさい』と言われるのは苦痛です」と言われ、虚をつかれた思いがしました。これに続けて言うのには、「う…

人はなぜ「美しい」がわかるのか

こんばんは。 Amazon内をフラフラしていたら、橋本治さんのこんな著作を見つけました。 人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書) 作者: 橋本治 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2002/12/01 メディア: 新書 購入: 5人 クリック: 70回 この商品を含む…

ネットとピア・カウンセリングの可能性について

おはようございます。 昨日(5/25)Twitterを徘徊していて、工藤啓さんが下の講演会についてツイートしているのを見つけて、さっそく申し込んでみました。すると、すぐに登録が済んだとの返信が届き、参加できることになりました。今回の記事は、この講演会…

『等伯』上巻で出会った言葉

こんにちは。 今回のエントリーでは、昨日(5/23)に読み終えた『等伯』上巻(安部龍太郎著)からピックアップした言葉をご紹介したいと思います。 信春(=等伯、引用者注)はじっと絵を見つめ、どうずればいいか考え込んだ。 出来てはいる。だがなってはい…

こんな風に、私は伝えたい ~むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく~(井上ひさし)

おはようございます。 学生時代によく読んでいた作家の一人が、井上ひさしさんでした。『吉里吉里人』や『不忠臣蔵』などが好きでした。もう内容までは覚えていないんですが。 吉里吉里人(上)(新潮文庫) 作者: 井上ひさし 出版社/メーカー: 新潮社 発売…

言葉が受け止められるということ~カウンセリングを一例に~

おはようございます。 私は始めはうつ病患者として、昨年からは双極性障害の患者として、隔週で診察とカウンセリングとを受けています。とはいえ、診察についてはともかく、カウンセリングについては私自身が「構成」していくという側面があるように思います…

オフコース『生まれ来る子供たちのために』

おはようございます。 今朝は、私をそっと励ましてくれた曲の一節をご紹介させてください。それはおそらく、作者の小田和正さんの意図とは違うものだろうと思います。 しかし、「作品」とは極めてしばしば、そのような「誤読」、それも「積極的な誤読」を促…

発言の撤回なんて、実はできないことについて

こんばんは。 「失言」と言って済ませるには、あまりに腹立たしい政治家の発言が、連日のように報道されています。政治家は、それが切り文として報道されてしまう可能性があることを含み置いた上で発言するくらいでないといけないのではないかなあと思うので…

「がんばれ」だけでは、がんばれないよ

こんばんは。 ネットを使っていると、トンチンカンなコメントがされているのを見ることがしばしばあります。先日もFacebook上で、とてもお辛そうな状況を吐露されている方がいらっしゃって、それへのコメントがとても残念だったので、つい他のSNSで、次のよ…

「楽しい」の中身を深める~内田義彦『読書と社会科学』に学ぶ

おはようございます。 今回は私が幾度となく接してきた岩波新書の1冊である『読書と社会科学』(内田義彦著)の中で出会ったコトバをご紹介しようと思っています。この内田さんは、大江健三郎さんをして[経済学史家にして言葉の匠」と言わしめた泰斗です。…

勝つことも大切だが、負けないことはもっと大切だ。

こんばんは。 今回から、「コトバを見つけに」という新設カテゴリーで、私の心に響いたコトバを不定期でご紹介いたします。それは、耳にしたコトバであるかもしれないし、本の中で出会ったコトバかもしれない。また、言語ではないコトバ、例えば音楽であった…

言葉と思い:大岡信さんのエッセイの記憶から

こんばんは。 私は学部を卒業した後、新卒としてはすぐに就職はせずに、しばらくアルバイトをしていました。そのバイト先では、中学生のお子さんを持つご家庭にバカ高い学習教材を売りつけ、そのアフターケアとしてお子さん方にバイト学生が各教科を教えると…