「いのち」を耕すコトバを見つけに

読書系ブログです。「いのち」を耕し、豊かにしてくれるコトバを見つけに、本の森へと分け入っていきたいと思っています。

読書

いのちの宴 ~岩崎航『点滴ポール 生き抜くという旗印』を読んで~

こんばんは。 今夜は、以前「簡単には感想を書かせてくれない」とした、岩崎航(わたる)さんの詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』について書いてみようと思います。しばしの間、おつき合いくださいますと幸いです。 1976年生まれの岩崎さんは、3歳の頃…

安易な感想を拒む本がある

おはようございます。 世の中には、そう易易とは感想なりレビューなりを書かせてくれない本というものがあります。正確には、「あるということを思い知らされた」ということになるでしょうか。 例えば、理解が難しかった本。これはおわかりいただけるかと思…

若松英輔をどう読むか~「かなしみ」と「永遠」を手がかりに~

こんばんは。 このブログでは、何度となく批評家であり詩人でもある若松英輔さん(1968年~)について言及をしてきています。今後も、最近(7/7)読了したNHKのラジオテキスト『詩と出会う 詩と生きる』について書き起こしたいと考えているところです。 今回…

考えられた早さで本を読む

おはようございます。 まずは西日本各地域の集中豪雨について、お見舞いを申し上げたいと思います。どうか大きな被害となりませんよう、ただただ祈るばかりです。 また、昨日(7/6)は麻原死刑囚を含む7人に対して刑が執行されました。法相や首相などは、そ…

6月の読書メーターまとめ

こんにちは。 7月になりましたので、先月分の読書(=読書メーターに記載した分)のまとめをお届けします。先月はなかなか本が読めず、読了は4冊にとどまりました。 6月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:871ナイス数:925神谷美恵子『生きがい…

2018年・上半期の読書トップ5

こんばんは。 今日で2018年も上半期が終わりますね。そこで、上半期で読めた本のうちで、特に心に残ったものを5点選び、読書メーターに記載した感想・レビューを以下に転載いたします。 みかづき 森絵都 自分の頭で考えよう ちきりん 苦海浄土 石牟礼道子 等…

再読したい本を3冊挙げてみた

こんにちは。 このところ、本の話題を取り上げていなかったので、今日は「再読したい本」として3冊をご紹介したいと思います。 再読の意味と価値 私自身もそうした嫌いがあるのですが、どうも「一読」で理解しなければならないと考えていることが多いように…

図書館に行ってみよう。

こんばんは。 私は基本的には本は「買いたい」派です。1つは、書き込みをしたり傍線を引きながら読みたいから。もう1つには、再読をしてみたいからです。 しかしその一方で、(1)置き場所に困ることと、(2)財政を圧迫すること、(3)買っても読めないこと…

6月度後半の読書計画

こんばんは。 今月はなかなか読書が進んでおりません。月半ばも過ぎようとしていますので、今月残りの期間の読書計画を記しておこうと思います。 1.等伯・下巻 等伯 下 (文春文庫) 作者: 安部龍太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/09/02 メディア:…

読書と「書く」ことについて

おはようございます。 今回は、本を読むことと「書く」ということとの関連性について私見をまとめてみたいと思います。いつものように、あっちへフラフラ、こっちへフラフラとすると思いますが、最後までおつき合い下さいますと幸いです。 「インプット/ア…

水島広子著『対人関係療法でなおす双極性障害』(創元社)を読んで

こんにちは。 最終章を残したものの、特に読むのは不要とも感じたので、一旦は「読了」したものとしてこの『対人関係療法でなおす双極性障害』を取り扱うことにしました。 対人関係療法でなおす 双極性障害 作者: 水島広子 出版社/メーカー: 創元社 発売日: …

「つながり」を促す読書へ

おはようございます。台風が接近しているようですね。各地域におかれましては、十分な注意をなさってくださいますよう。 さて、今回は「読書とは『つながり』を促すものである」ということについて書いてみたいと思います。 普通、読書とは孤独な営みである…

読んでいる本、2冊。

こんにちは。 今はまだ、これらの本の冒頭40ページほどしか読んでいないのですが、この2冊は両方ともオススメだと思うので、フライングでご紹介させていただくことにしました。 息子が人を殺しました 加害者家族の真実(阿部恭子) 広告が憲法を殺す日 国民…

5月度の読書メーターまとめ

おはようございます。 月が替わりましたので、先月分の読書メーターに登録したまとめを掲載いたします。 ========== 5月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:1473ナイス数:2930双極性障害という「流行病」: 精神医療の真実の感想【1回…

6月以降の読書について

こんにちは。 今日で5月も終わり。もう気分は下半期って感じです。そこで今日は、下半期(5月~12月)にかけての読書計画的なものを書いておこうと思います。もちろん、その中にはSkype読書会で取り上げる予定となっているものも含まれています。 まず、今日…

神谷美恵子『生きがいについて』を読んで

おはようございます。 昨日(5/28)、『生きがいについて/神谷美恵子コレクション』(みすず書房)を読了しました。今回はその感想を簡単にまとめておきたいと思います。 本著は1966年に初版が刊行。その後2004年に『神谷美恵子コレクション』の1冊として「…

読書に関する覚え書き(1)

こんばんは。 今回は(今回から?)、読書に関しての考えを少しまとめてみようと思います。( )で「今回から?」としてあるのは、ことによると数回に分けて書くことになるかもしれないからです。 1週間に1冊読めば年に50冊読める。それを10年続ければ、500…

安部龍太郎著『等伯』上(文春文庫)を読む

おはようございます。 昨日(5/22)までに、安部龍太郎さんの直木賞受賞作である『等伯』上巻のうち、第4章までを読み終えました。いずれ全巻を読み終えたところで再度まとめることになるでしょうが、ここまでを読んだまとめをしておきたいと思います。 等伯…

【お詫び】100分de名著『法華経』の取り扱いについて

こんばんは。 今まで3回にわたって言及してきたEテレ「100分de名著」テキスト『法華経』(植木雅俊著)の取り扱いについて、現時点での考えを記し、「お詫び」としたいと思います。それは、従前のペースでの進め方に関して、疑問と困難とを感じるようになっ…

【本棚から】100分de名著『法華経』(1-2)~釈尊滅後の仏教の変容と『法華経』の成立~

おはようございます。 昨日は資料の下読みができなかったので、エントリーを見送りました。失礼いたしました。 今回は第1回放送部分に該当するうちの2つの見出し、すなわち ・釈尊滅後の仏教の変容 ・大乗仏教の対応と『法華経』の成立 の2つについて、簡単…

【本棚から】100分de名著『法華経』(1-1)~インド仏教史の概要~

おはようございます。 今回も植木雅俊さんによる『100分de名著『法華経』』の内容を検討していきます。まず今回分の「目次」と、第1回放送分に対応する章の「見出し」を掲げておきます。 第1回放送分に対応する章の見出し インド仏教史の概要 原始仏教の時代…

【本棚から】100分de名著『法華経』(0)~思想として『法華経』を読む~

こんにちは。 今回は先月読んだ本の中から(※)、「100分de名著『法華経』」(植木雅俊著)を取り上げようと思います。Eテレの長寿番組である「100分de名著」は、1回25分のオンエア×4回=100分という構成で、毎月1冊の本についてナビゲーターを担当する研究…

読書メーターまとめ(2018年4月度分)

こんばんは。 もう11日になりますが、先月の読書メーターへの記載事項をまとめました。どれも再読に値する(=1回だけでは把握しきれないw)本ばかりだったと思います。この中で1冊だけ選ぶとしたら、「100分de名著」のテキスト『法華経』(植木雅俊さん)…

読書がいのちを耕すということについて

おはようございます。 前回、私は読書メーターについて書きました。その読書メーターには「コミュニティ」という機能がありますが、それを通じて、私は次のようなコトバに出会いました。 bookmeter.com 一つであっても言葉は、人生を根底から変えることがあ…