「いのち」を耕すコトバを見つけに

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カルロス・クライバーのベートーヴェン/交響曲第4番

おはようございます。

今回は、CDのご紹介に挑戦してみたいと思います。もっとも、私は楽譜も読めませんし、楽器の演奏もできない。楽理も音楽史にも疎いといった、ないないづくしなのですが、蛮勇を奮って、この課題に挑戦してみたいと思います。

20世紀に入って「演奏」が記録されるようになったことは、音楽の受容の画期であったことは論をまたないでしょう。クラシックに限っても、1930年代くらいからの録音は、今でも熱心なファンによって聴かれています。

その言ってみれば「録音史」において、「事件」ともいうべき録音が存在しています。例えば、バイロイトにおけるフルトヴェングラーの「合唱つき」、ショルティの「ニーベルングの指環」全曲録音、バーンスタインによる3回に及んだマーラー交響曲全集などが挙がるかと思います。

今回ここで紹介したいのも、そういった「事件」とも言うべき録音(演奏会の記録ではありますが)です。それは、カルロス・クライバー指揮のバイエルン国立管弦楽団によるベートーヴェン交響曲第4番の録音です。

 

ベートーヴェン:交響曲第4番 [Import]

ベートーヴェン:交響曲第4番 [Import]

 

 

この演奏は、少なくとも私の持っていた曲のイメージを一変させました。

それまでベートーヴェンの偶数番号の交響曲は、ややもすると「女性的」と形容されており、特にこの「第4番」は「第3番」と「第5番」に挟まれた「ギリシアの乙女」とさえ称されてきました。

ところがこの演奏は、冒頭の弱奏部の恐るべき緊張感に始まり、全編が凄まじい推進力で貫かれており、「乙女」といった形容など吹き飛んでしまうものでした。

大げさかもしれませんが、この演奏の「以前」と「以後」では、曲の解釈の方向性が全く違ってしまったと言えるくらいの影響力を持ったものと言ってもよいでしょう。

ぜひ、「伝統的」な第4番との聴き比べをしてみていただきたいと思います。それだけの価値があるCDだと私は思っています。

 

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今回は以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

茶箪笥

 

 

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